「第3回ビビンの会~ともだち作ろう~の報告

 


 小雨が降りしきる肌寒い1222日(土)、「第3回ビビンの会~友だち作ろう~」をアジア文化会館(ABK)の教室で開催しました。天気とは裏腹に、当日は14名の韓国人、2名の中国人、6名の日本人のお客様が参加して下さり、スタッフを含めると計33名となり、これまでで一番賑やかな会となりました。またお客様の中にはNPO活動と日本人との交流に関心を持たれて、わざわざ韓国から足を運んで下さった方もいて、スタッフも会が始まる前から少し興奮気味でした。

プログラムの最初は自己紹介ならぬ他己紹介です。今回はAからE5グループに分かれて、各グループ内でペアを組みパートナーの紹介をしてもらいました。私の所属したEグループは、韓国人2名、中国人1名、日本人3名でした。韓国人のお客様1名は今回が2回目の参加でしたが、前回よりも日本語がとても上達されていたのに驚きました。中国人の女性のお客様は、まだ来日して間もなく現在ABKで日本語を勉強されている方でしたが、とてもフレンドリー(ハイテンション?) な韓国人の男性のパートナーに若干とまどいながらも、一生懸命紹介して下さいました。紹介の仕方にも発表者の個性がよく表れていて面白かったです。

途中40分ほどお茶の時間と称したフリートークを挟んで、次にメインイベントであるグループディスカッションを行いました。グループリーダーの下、日本、韓国、中国の文化の違いについて話し合い、最後に各グループの代表者に発表してもらいました。私のグループは、いろいろな場面での「会計の仕方」について話し合いました。食事に行ったとき、日本では一般的な「ワリカン」は韓国や中国ではほとんど見られず、もし「ワリカンにしよう」などと言ったものなら「冷たい人」と思われるということでした。無知は怖いと思った瞬間でした。またカップルでデートに行く場合、食事に限らず映画や電車代まで、ほとんど男性が払うということでした。グループにいた韓国人の男性の方が「日本がいい!」とおっしゃっていたのもうなずけます。他のグループの発表についても、各国のお正月の過ごし方や結婚式のスタイル、また人生の最期、お墓に入るときの違い、韓国人から見た日本の不思議なところなどテーマもバラエティに富んだユニークなものでした。

最後に参加者全員で記念撮影をして約2時間半のビビンの会は終了しました。その後、同じ会場で行ったお酒を交えた懇親会には17名が参加しました。文化的な要素の強いビビンの会とはまた違った、よりリラックスした雰囲気の中で参加者はさらなる交流を楽しみました。旅行の話、食べ物の話、仕事の話、語学の勉強の話など話題は尽きることが無く、予定していた2時間を越えても誰も席を立とうとはせず時間が経つのを忘れていました。国籍も年齢も職業もさまざまな私たちが一つのテーブルを囲んで団欒できることにとても幸せを感じました。

参加して下さったお客様、本当にありがとうございました。

「この交流が翼となって国境を越えた交流が深まりますように・・・」

今後ともビビンの会をよろしくお願いいたします。(湯田)


楽しそうな他己紹介

グループディスカッションの発表風景

懇親パーティー
中央の男性はわざわざ韓国から参加されました。

 出席者一同